35歳からの転職|未経験職種の難易度や35歳からの転職に必要なスキルを紹介

【男女別】35歳からの転職|未経験職種の難易度や必要なスキル・経験を紹介

転職市場における35歳は「35歳の壁」「限界年齢」といわれるように、転職に難しいイメージがあるかもしれません。
転職市場は若手の需要が高く、年齢が上がるにつれて採用要件も厳しくなることから、35歳からの転職はハードルが高いのも事実です。
しかし転職できない、転職に成功できないわけではありません。

まずは35歳からの転職市場の特徴や必要なスキル・経験、未経験職への転職の難易度などを知ることが転職の成功に向けた第一歩です。

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35歳から39歳の転職理由【男性・女性別】

35歳から39歳の転職理由【男性・女性別】
【35歳男性の転職状況】
厚生労働省の2019年雇用動向調査での35歳~39歳における男性の転職入職率は8.9%でした。
35歳からの転職はやはり20代と比較すると数値は低く、難しい傾向にあると言えるでしょう。

40代以降には6%前後で推移していることから、年を重ねれば転職はさらに厳しくなっていきます。
もし今転職を検討している場合はなるべく早く行動する必要があるでしょう。

総務省統計局の「2020年労働力調査」によると、35〜44歳区分における男性の転職者数は、2020年25万人です。
25〜34歳区分に比べると転職者数は減りますが、少なくはない人数です。

また厚生労働省の2019年雇用動向調査での35歳~39歳区分における男性の転職理由は以下の通りです。

労働条件、休日等の労働条件が悪かった 14%
会社の将来が不安だった        11.1%
能力・個性・資格を活かせなかった   11.1%
給料等収入が少なかった        9.5%
会社都合               7.4%

転職理由の内訳を見てみると、労働条件などの条件面での不満が目立つ結果となっています。
また会社の将来を不安視する声も目立ちます。

35歳男性は役職がつき始める方も多く、マネジメントを任せることを視野に入れた人事になりやすい年齢です。
そんな中で新しい環境や会社風土への適応力を懸念して、35歳男性の採用を見送る企業も少なくありませんが、秀でた実績やスキル、マネジメントスキルがあることで転職もしやすくなるといえます。

【35歳女性の転職状況】
厚生労働省の2019年雇用動向調査での35歳~39歳区分における女性の転職入職率は13.3%でした。
内訳に目を向けると、パートの場合は18.3%、それ以外の雇用形態では10.2%です。
20代と比較すると数値は低くなる傾向にありますが、同じ30代である30歳~34歳の区分と比較するとそこまで大きな差はありません。
30代全体では転職入職率の割合にはそこまでの差がないことがわかります。

次に35歳~39歳区分のおける女性の転職理由をみてみましょう。
それぞれの理由と割合は以下の通りです。

労働時間、休日等の労働条件が悪かった 14.8%
職場での人間関係が好ましくなかった 13.9%
契約期間の満了 8.9%
仕事の内容に興味を持てなかった 6.6%
会社都合 5.3%

ワークライフバランスにも大きく影響する労働時間など、条件面を重視する方が最も多い結果になっています。
また人間関係を理由とする方も多い傾向にあります。

また総務省統計局の「2020年労働力調査」によると、35〜44歳区分における女性の転職者数は、2020年で35万人です。
35歳女性はライフイベントが大きく影響する年齢であることから、男性よりも転職の難易度はやや高い傾向にあります。
なかには妊娠・出産、その後の育児を見据えて転職する女性もいますが、産休や育休を取得する場合、一定の勤続年数が必要とされることもあります。
一方、キャリアアップのために転職する場合には、マネジメント経験や専門的な経験・スキル、高い実績があることで35歳の壁を越えた転職が可能です。

35歳からの転職|未経験職種への転職は難しい?

35歳からの転職|未経験職種への転職は難しい?
35歳から未経験職種への転職は難しいですが、不可能というわけではありません。

未経験職種への転職であっても、35歳以上の場合は即戦力としての活躍が求められる傾向にあります。
未経験の場合、業界・職種における知識や経験不足は不利ではあります。
しかしそれ以上にマネジメントスキルやコミュニケーションスキル、交渉スキルなどのポータブルスキルに優れていることが認められれば、未経験職種への転職も十分に可能性があります。

35歳からの転職|資格やスキルはどれくらい必要?

35歳からの転職|資格やスキルはどれくらい必要?
企業が30代の転職者に求めているものは、資格よりもマネジメント力や課題解決能力などのスキルです。
法令上、資格を持っていないと業務に従事することができないという場合には、資格取得は必要です。
しかし民間資格の場合、中途採用を実施している企業のニーズを満たすことは少なく、必ず転職に有利に働くとは限りません。
資格を保有していることで、その分野への専門性をアピールすることはできますが、実務での活用実績が大前提です。
むやみに資格取得するのではなく、転職に有効な実績を積んだ方が、転職では有利に働くことが多いでしょう。

35歳からの転職|年収は上がる?下がる?

35歳からの転職|年収は上がる?下がる?
厚生労働省の2019年雇用動向調査における「転職入職者の状況」によると、35〜39歳区分の転職者の賃金変動状況は以下の通りです。

・増加:41.5%
・変わらない:31.9%
・減少:25.4%

30〜34歳区分、40〜44歳区分と比べると賃金減少率が低いことから、年収は上がる、または同水準が多いことがわかります。
賃金が増加している割合が多い理由として、35歳までに培ったスキルや経験、能力が評価されたことが考えられます。
一方未経験職種への転職、あるいは35歳から年齢が上がると、年収が下がる可能性は高くなります。

35歳からの転職で年収アップを求めている場合、十分なスキルや経験、華やかな経歴や実績がある方はハイクラス転職を検討するのも1つの道です。

35歳の仕事体験談

35歳からの転職体験談:転職してよかったこと

35歳からの転職体験談:転職してよかったこと
(36歳 女性)

部署替えにより職場環境が変わったことをきっかけに転職を決意しました。
どうしても自分の好きな業務を中心にキャリアを形成していきたくなったんです。
転職後は新人として1から新しいことを覚える必要もありましたが、それも楽しく、充実した毎日に戻れました。
また同職種であったことからも、即戦力として働けてよかったです。

35歳からの転職体験談:転職してよかったこと

35歳からの転職体験談:転職してよかったこと
(37歳 男性)

年齢を重ねて、ライフワークバランスを重視したくなり転職しました。
転職するかどうかはとても悩みましたが、結果として一歩を踏み出して良かったと思っています。
現職では転職してすぐに戦力となることができ、周りの社員にも「助かるよ」と声をかけてもらえました。
自分の力を存分に発揮しつつ、楽しく仕事ができる環境に転職できてよかったです。
さらに基本給も前職より高く設定されており、残業時間も自分に合っています。
条件面での不満は全くありませんね。

35歳からの転職体験談:転職して大変だったこと

35歳からの転職体験談:転職して大変だったこと
(38歳 男性)

全くの異業種へ転職したのですが、次から次へと新しい業務が出てきて、それらを覚えていくだけで一杯一杯な毎日でした。
覚悟はしていたのですが、これまで自分が培ってきたスキルや経験が通用しない世界は想像以上に大変です。
時には後悔したこともあります。
また中途採用ということで「ある程度できて当然」というプレッシャーをかけられることもあります。
しかし仕事に慣れ、期待に応えることができた後の嬉しさはひとしおでしたね。
もし自分の中で「やりたいこと」があるのであれば、ひと思いに挑戦してもいいんじゃないかと思います。

よくある質問

独身、既婚などのプライベートが転職に影響することはありますか?
独身か既婚かなどのプライベートは、転職へは影響しません。
ただし就業に著しい影響を与える可能性のある事項はしっかりと伝えましょう。
そもそも就業できない状態であれば、選考を進めることができないためです。
「通院が必要」「介護のため定期的に休む必要がある」など、企業に配慮してもらう必要がある点があればしっかり話し合いましょう。
そもそも就業が可能かどうかを話し合わなければ、入社後に苦労することになります。
転職は35歳までと聞きましたが本当でしょうか?
総務省統計局の「2020年労働力調査」をみると、35〜44歳以降でも多くの転職者がいます。
2020年の統計では転職者総数319万人のうち、35〜44歳以降の転職者数は以下の通りです。

・35〜44歳:60万人
・45〜54歳:59万人
・55〜64歳:47万人

20代・30代前半の層と比べると転職者数は減りますが、35歳以上でも多くの方が転職しています。
そのため転職は35歳までとは限りません。
ただし転職成功者は20代後半〜30代前半に多いことから、年齢の若いライバルが増えるほど採用のハードルも上がります。
さらに年齢が高まるにつれて中途採用に求められる要件も高くなるため、転職の難易度も上がる傾向にあることは意識しておきましょう。
  • 35歳以降の転職回数|印象は悪くなるのはどこから?

    35歳以降の転職回数|印象は悪くなるのはどこから?

    平成27年雇用の構造に関する実態調査の性・年齢階級・最終学歴・現在の勤め先での職種、転職回数別転職者割合を見てみると、35歳~39歳区分での転職回数の割合は2回が最も多く24.7%でした。
    年齢を重ねている分、転職回数も多くなる傾向にありますが、35歳での転職回数は、5回以上になると気にする担当者も増えてきます。
    また転職回数だけでなく、「各転職に明確な理由があったのか」「各会社での在籍期間がどれくらいなのか」も着目されます。
    また高い専門性やスキルを保有している場合や実績のある場合には、転職回数の多さをカバーしながら採用も勝ち取れるでしょう。
    とはいえ、明確な目的ややむを得ない理由がない限り、35歳以上の転職において転職回数の多さは不安材料となります。
    そのため1回1回の転職は、明確な理由を持って慎重に行いましょう。

  • スキルなしで転職する場合について

    スキルなしで転職する場合について

    35歳からの転職は管理経験や即戦力が求められる市場であることからも、スキルなしでの転職は厳しい傾向にあります。
    しかしスキルとは、専門性の高いものだけを対象としているわけではありません。
    例えばコミュニケーション能力などのポータブルスキルも選考の対象になり得ます。

    スキルなしで転職を成功するためには、自分の持つスキルやその価値に気づき、相手のニーズに答えることが重要です。
    ここではスキルなしで転職を成功させるための、2つのポイントをお伝えします。

    【自分のスキル・キャリアを深堀する】
    専門性の高いスキルがない場合、アピールすべきはポータブルスキルです。
    ポータブルスキルとは業界・職種に関係なく、どんな仕事にも活かせるもの。
    具体的には、以下のようなスキルがポータブルスキルにあたります。

    マネジメントスキル/コミュニケーションスキル/課題解決スキル/企画立案スキル/交渉スキル
    /計画を立てて実行するスキル など

    ご自身のポータブルスキルに気付くためにも、これまでのスキルやキャリアを棚卸しして、自己分析や他己分析を入念に行いましょう。

    【企業が求めている人材を理解する】
    なぜ中途採用を求めているのか、なぜその職種で求人を出しているのかを考え、企業が必要とする人材を理解することが重要です。
    そもそもこの点が理解できていないと、自分のどこをアピールすれば良いかが定まりません。
    「ある企業では評価されたスキルも、別の企業では見向きもされない」といったことは十分に考えられることです。

    自分に何ができて、どう貢献できるかを売り込むためにも、企業のニーズを汲み取るように意識しましょう。

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  • この記事の監修・著者プロフィール(株式会社クリエイト Webマーケティング担当)

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