サービス付き高齢者住宅(サ高住)の転職・求人
サ高住の転職・求人募集｜サービス付き高齢者住宅の仕事内容
サ高住(サービス付き高齢者住宅)とは、バリアフリーなど高齢者向けに設計された賃貸契約の施設で、健康な人であれば60歳以上もしくは、要介護認定であれば60歳未満でも入居できます。
サ高住は国が決めた要綱に則り、個室面積が25㎡以上、安全確認及び生活相談サービスが受けられるという基準を満たしていなければなりません。
サ高住と有料老人ホームの違い
有料老人ホームが介護を必要とする人を対象にしているのに対して、サ高住では介護を必要としない人も入居可能です。
そのため生活スケジュールがあまり決まっておらず自由度が高いのも違いと言えるでしょう。
またサ高住と形態が類似する有料老人ホームは契約方法も異なります。
サ高住は、住居部分は建物賃貸契約によって締結し、別途生活支援サービスの契約を結びます。
一方、介護付きの有料老人ホームでは、利用権契約が適用されており、終身にわたって施設利用と介護や生活支援サービスを受ける権利を取得していることになります。
【クリエイト転職で正社員の仕事を探す】
サ高住の転職・求人情報を探す
介護の転職・求人を探す
看護師の転職・求人情報を探す
サ高住の求人｜転職状況や未経験での就職について
サ高住の求人状況を見てみると、未経験、無資格で求人募集する案件も多く、スタッフ研修や社内連絡の徹底化など人材教育に注力する企業が多くみられます。
また入社後のギャップを軽減するための見学会や説明会など求職者が情報を得られる機会をつくる会社が増えているようです。
サ高住は自由な生活様式を取り入れながら生活支援を受けることができる安心設計が人気を集めており、事業者登録が年々増加している施設です。
また自立型が特徴の施設から介護サービスを併設する事業所まで形態は様々ですが、介護に関連する分野は慢性的な人材不足が課題です。
こうしたことから、今後もサ高住の求人募集は多い傾向にあると言えるでしょう。
サービス付き高齢者住宅での仕事内容
サ高住で働くスタッフの主な仕事は、安全確認と生活支援サポートです。
高齢者向けの住居ではありますが、多くの入居者は健康な人で、要介護者は外部委託を利用します。
そのため、サ高住でのメインは食事の際の配膳や後片付け、共用スペースの掃除、必要に応じて医療や介護などの相談、「イベントやレクリエーションの実施」など、暮らしの中のお手伝いが中心です。
安全を確認することを重視するサ高住では、24時間スタッフが常駐する施設もあり、シフトは早番、日勤、遅番、夜勤と4パターンに分かれている事業所もあるようです。
多くのサ高住では、居住者は非常に自由な生活空間を創造することができ、レクリエーションや設備などは個々の施設の方針にゆだねられるため、柔軟性のある対応を求められる職場といえるかもしれません。
サ高住で働くためにあるといい資格
サ高住で働く場合には、介護の基礎知識があることを証明する介護職員初任者研修（ホームヘルパー2級）、実務者研修などが役立つでしょう。
これまでに介護経験が豊富な方は、国家資格の介護福祉士、社会福祉士、あるいはケアマネージャーの資格もスキルアップに有効です。
またグループ施設で介護サービスなどを提供している場合は、医療の専門知識が生かせる医師・看護師・准看護師などの有資格者の求人も多いほか、率先力として優遇されます。
サ高住の仕事体験談
サ高住での仕事・転職体験談：働いてよかったこと
20代：女性
デイサービスが併設されたサ高住のコンセルジュをしています。
接客と介護どちらにも関心を抱いていたため、この職場を選びました。
マニュアルにはない臨機応変な対処が身に付き、自分の成長を感じられたのはとてもよかったと思っています。
今後は介護の資格にも挑戦して、デイケアやケアマネージャーなどより成長していきたいと思っています。
サ高住での仕事・転職体験談：働いてよかったこと
30代：女性
介護職員ですが、週に２，３回のペースでセラピストとして入居者の方々に施術しています。
施設のコンセプトに沿って、リラクゼーションを提供できるということで大変好評で、やりがいを持って働けています。
コンセプトが面白く、「豪華絢爛な施術をしてほしい」「寂しさを解消できるものを」など要望は様々です。
こうした要望に合わせて、オリジナルの施術を考えるのはとても刺激的で気に入っています。
サ高住での仕事・転職体験談：たいへんだったこと
40代：女性
介護職に長く従事し、ケアマネージャーも経験しましたが、現在は施設長として勤務しています。
この施設に管理者として就職して改めて相手の都合を汲むという仕事の深さを実感しています。
介護技術に自信があったために利用者の皆様に必要以上に踏み込みすぎてしまうこともありました。
利用者の方との距離感をはかり、皆様に寄り添うことを実践するのはどれだけ経験を積んでも本当に難しいです。
よくある質問
- サービス付き高齢者住宅での夜勤は多いでしょうか？
- サ高住での夜勤は、施設によって異なります。
介護型の有料老人ホームは、介護保険法で夜間にスタッフを配置するよう要請されています。
しかし、サ高住は日中に介護の有資格者の勤務が義務付けられている以外、夜間の規定がありません。
そのため夜勤の有無や頻度については、個々の施設の方針にゆだねられています。 - サ高住は未経験でも転職できるでしょうか？
- サ高住は、未経験でも就業しやすい施設といえます。
簡単な生活のなかの介助に携わることはありますが、介護は専門の外部機関より訪問あるいはサービスを受けることが基準です。
未経験から介護関連の仕事に携わりたいというキャリア目標がある人にも入りやすい業態といえるでしょう。 - サ高住の求人に向いている人はどんな人ですか？
- サ高住の仕事に向いているのは、機転が利くサービス精神旺盛な人です。
サ高住の仕事は介護の要請が少ないことから体力的に負担がかかる業務は多くありません。
しかし施設によりレクリエーションに重点を置いたり、入居者の介助などで多方面の業務を任されたりすることも多くなります。
その場の状況に合わせて対応できる判断力とおもてなしの心を持つホスピタリティに長けた人材が適切といえるでしょう。
-
サ高住の求人に応募するための志望動機のコツ
サ高住に応募するための志望動機では、入社したい施設の理念と特徴を理解していることが大切です。
レクリエーション傾向が強い、自立を尊重、または介護関連サービスが併設しているなど、施設のあり方も様々です。
こうした傾向をつかむことで、自身の強みを格段にアピールしやすくなります。
接客業などの経験者は、ホスピタリティ要素の強いサ高住の傾向にフォーカスし、サービス精神を強調しましょう。
自立した入居者が多い施設では、事務能力やコミュニケーション能力の高さで、よいコンセルジュサービスが提供できることに重点を絞るのもよいでしょう。
また過去に介護業務の経験がある人は、業務で心掛けてきた信念と経験上培ったスキルをしっかりとアピールしてみましょう。
さらにこの施設でどのような活躍ができるか、また将来への具体的な展望なども合わせて表現できると理想的です。 -
サ高住で身に付くスキル
サ高住では、介護の基本スキルとホスピタリティを身につけることができます。
サ高住の入居者は、自立した方から介護サービスを利用する人まで様々です。
施設によっては、食事がオプション提供で、個々の入居者のスケジュールに合わせて対応する必要があります。
介護経験のないスタッフでも、健康状態のチェック、生活相談や介護サービス手配などのプロセスを経て介護の基礎を理解することができます。
通常のマンションとは違い、コミュニティが発展しやすいサ高住では、入居者とのコミュニケーションも円滑でなければなりません。
就業することで、施設内を円滑に運営するために必要なマネジメントスキルも向上するでしょう。 -
転職活動前にチェック！仕事探しに役立つビジネス用語の記事
-
この記事の監修・著者プロフィール（株式会社クリエイト Webマーケティング担当）
※記事関する問い合わせは受付しておりませんので、ご了承下さい。
配信中の記事では、職種ごとの詳細な仕事内容、エリア情報、就職に役立つ資格の解説、ビジネス用語・経済ニュースの解説など、社会人として押さておきたい基本的な知識や最新情報をお届けしています。
クリエイト転職は地域密着をコンセプトに、仕事探しに役立つ最新の求人情報をお届けしています。
【コンテンツポリシー】
記事制作におけるコンテンツポリシー
【詳細プロフィール】
記事の監修・執筆者の詳細プロフィール
【クリエイト転職で仕事探し】
クリエイト転職で正社員の求人を探す