タクシー運転手の仕事とは？転職や求人応募に役立つ免許や仕事内容を解説！

タクシー運転手の仕事にはどのような魅力があるのでしょうか。
具体的な魅力を見ていきましょう。

【客を自動車に乗せて目的地に運ぶだけではない】
タクシー運転手の仕事は、お客様をタクシーに乗せて目的地まで運ぶことですが、これだけでも十分魅力があります。
なぜなら電車やバスなどの公共交通機関と比べると、タクシーはオーダーメードの旅客運送業だからです。
1人または数人のお客様だけを運ぶので「その人のために働いている」という気持ちを持つことができます。

【接客業である】
タクシー運転手は、運送や運転の仕事をする技術職である一方で、お客様をおもてなしするサービス業でもあります。
世間ではよくタクシー運転手について「感じがよい運転手さんだった」とか「愛想がなく不快だった」といったことが語られます。
これは特殊なことで、例えば飛行機のパイロットや電車の車掌について「愛想の悪いパイロットだった」「感じがよい車掌だった」とはあまり聞かないと思います。
つまり乗客は、タクシー運転手にサービスを期待していることがわかります。
接客業の従事者には、お客様とコミュニケーションを取ることが求められます。
お客様の喜ぶ顔やお客様からの感謝の言葉を仕事の糧(かて)にできる人は、この仕事に大きなやりがいを感じることができるはずです。

【わずらわしい人間関係がほとんどない】
タクシー運転手は原則1人職場です。
タクシーの運転席に座って会社の車庫を出たら、戻ってくるまで同僚とも上司とも部下とも接触しません。
会社でのわずらわしい人間関係とはほぼ無縁です。
ただしお客様とはコミュニケーションを取らないとならないので、ビジネス上の人間関係から解放されるわけではありません。

タクシー運転手の求人を探す

タクシー運転手の仕事の内容を紹介します。

【お客様を自動車に乗せて目的地に安全かつ快適に運ぶ】
タクシー運転手はお客様を目的地に、確実かつ安全に、そして快適に運ぶ必要があります。
お客様が望む場所に連れて行かなければなりませんし、途中で事故を起こしてはいけません。
そして、お客様に不快な思いをさせてはいけません。
また、早く到着できること、運転手とコミュニケーションを取ること、車内でリラックスすること、目的地まで眠ることなど、お客様のニーズはさまざまです。
お客様が何を望んでいるかを察し、実現することがタクシー運転手には求められます。


【客とのコミュニケーション】
お客様のなかには、タクシー運転手と会話をしたくない人もいるので、そのようなお客様とは会話する必要はありません。
しかしその場合でも、乗車したときと料金を受け取るとき、降車するときはしっかり挨拶する必要があります。
常に気配りしていなくてはなりません。
そしてお客様のなかには運転手と会話したい人もいます。
必須ではありませんが、プロ野球やJリーグの試合結果、天気、社会情勢、近隣の道路事情、繁華街の様子、観光情報、飲食店情報などに対応できると良いでしょう。

【乗車記録、売上金の提出、車両点検、清掃】
タクシー運転手の業務の大半はタクシーの運転になりますが、勤務先の会社での業務もあります。
乗車記録をして報告したり、売上金を提出したり、車両を点検したり、車両を清掃したりします。
タクシー(車両)はタクシー運転手の商売道具ではありますが、会社から借りているものであり、ほかの運転手も使います。
そのため点検と清掃はとても重要です。

【働き方は日勤と隔日勤務】
タクシー運転手の働き方は大きく日勤と隔日勤務の2種類があります。
日勤の勤務時間は9～17時で、週休2日です。
隔日勤務の場合は1日16時間勤務して、翌日休むというパターンになります。
日勤と隔日勤務以外にも、短時間勤務は変則勤務などがあり、会社とタクシー運転手の間で取り決めます。

タクシー運転手になる方法を紹介します。
まずは何をおいても普通自動車二種免許が必要です。

【二種免許が必要】
自動車の免許には一種と二種があり、自動車で仕事をする場合は原則、二種が必要です。
タクシーは普通自動車なので、タクシー運転手として働くには普通自動車二種免許を取得する必要があります。
二種免許は21歳以上でないと取得できないので、少なくとも21歳未満はタクシー運転手になれません。
さらに一種免許を取得してから3年以上経過していなければなりません。
また、視力ですが一種免許は両目0.7以上、片目0.3以上でよいのですが、二種免許は両目0.8以上、片目0.5以上が必要です。
二種免許を取得するには教習所で学科教習と技能教習を受けて卒業検定をパスし、その後本免許学科試験に合格する必要があります。

【タクシー会社に就職する】
二種免許を取得したらタクシー会社に就職すればタクシー運転手になれます。
タクシー会社の多くは運転手不足に悩んでいるので、二種免許があれば就職はそれほど難しくないでしょう。
また、二種免許を持っていない人向けに、二種免許の取得をサポートしてくれるタクシー会社もあります。
二種免許取得サポートを受ける条件は、二種免許を取得したあとにそのタクシー会社で働くことなので、就職もセットになります。

タクシー運転手の求人を探す