パッカー車とは?転職や求人応募に必要な免許やパッカー車ドライバーの仕事内容を解説!

パッカー車とは?転職や求人応募に必要な免許やパッカー車ドライバーの仕事内容を解説!

パッカー車とは?転職や求人応募に必要な免許やパッカー車ドライバーの仕事内容を解説!

パッカー車はみなさんがよく知っているごみ収集車のことです。
ご家庭や会社から出たさまざまなごみを収集することで、街をきれいにする重要な役割を持った特殊な車両です。
今回はそんなパッカー車の種類・ドライバーに必要な資格・パッカー車を使う仕事について解説します。

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パッカー車とは

パッカー車とは導入でも説明しましたが一般的にはごみ収集車のことを言います。
パッカーとは、英語のPackからきたもので、日本での正式名称は「塵芥車(じんかいしゃ)」と呼ばれます。
運転席の後ろに荷箱という収集したごみを溜めるタンクのようなものがあり、投入口からごみを入れると荷箱の中で圧縮されるシステムが備わっています。
主に使用されるのはさまざまな自治体での家庭ごみの収集・企業などから出た産業廃棄物や粗大ごみなどの収集、そのほかにも造園業・建築業においても使われる車両です。

パッカー車の種類の見分け方

【圧縮形式】
・圧縮板式(プレス式)
投入口の手前と奥に設置された圧縮板により、投入したごみを圧縮するタイプです。
他の圧縮形式とくらべるとごみの圧縮率が高く、家庭ごみから大型の家具・家電などの粗大ごみまで粉砕・圧縮できることから使い勝手がいいという特徴を持っています。

・回転板式(巻き込み式)
圧縮板式(プレス式)で使われる圧縮板を回転板に変えたタイプです。
圧縮板式(プレス式)と比べると圧縮力が弱く、ごみを圧縮するというより投入したごみを回転板が荷箱内にすくって、奥へ押し込むという仕組みをしています。
家庭ごみ・木くず・繊維くずといった、比較的処理しやすいライトなごみに向いているのが特徴です。

・荷箱回転式(ロータリー式)
大きな円柱ドラムが常時回転していることで投入したごみを荷箱に送り込むタイプです。
回転板式(プレス式)・回転板式(巻き込み式)と比べると、円柱ドラムの回転でごみを入れ続けることができるメリットがあります。
しかし、圧縮力は他の圧縮形式の中で一番低く、ごみの積載量も少ないというデメリットも持ち合わせているので、水分を多く含む家庭ごみの収集に向いているという特徴があります。

【排出形式】
・押し出し式
荷箱の奥にあるの排出板を使って外に押し出すタイプのものです。
荷箱の奥から開口部に向けて強力な力で押し出すので排出力が高く、荷箱内にごみが残ることが少ないというメリットがあります。

・ダンプ式
荷箱を持ち上げて荷箱内にあるごみを自然落下させるタイプです。
排出板を使わないので細かいごみが荷箱内に残る場合がありますが、回転板式のパッカー車との相性がいいとされています。

パッカー車を運転するのに必要な資格

普通自動車免許を平成19年6月1日までに取得した方の場合、2トン・4トン車を運転できますが、6月2日以降取得の場合は「準中型免許」がないと乗れません。
またパッカー車を運転する場合、使用するパッカー車のサイズである2トン・4トン・それ以上という3つのサイズに合わせた運転免許が必要となります。

・2トン車は「準中型免許」
・4トン車とそれ以上は「大型免許」

特に「大型免許」を取得する場合には、

・21歳以上
・普通自動車免許の取得後3年以上
・視力は両目0.8以上、片目0.5以上

という条件がないと免許取得もできませんので、パッカー車に必要な運転免許取得を検討されている方は条件に合うのか確認するようにしましょう。

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よくある質問

パッカー車と普通のトラックとの違いは何ですか?
パッカー車と普通のトラックの違いは車両の種類が違うことです。
トラックは正式には「貨物自動車」という種類になり、大量の商品などの荷物を輸送することが目的とした車両として扱われています。
パッカー車も一見すると同じトラックのように思えますが、「特殊用途自動車」という道路運送車両法に基づき定められた車両の種類となり、特殊な用途で使われる車両としての扱いとなっていることが大きな違いです。
パッカー車は何を運ぶのに適していますか?
パッカー車はごみを運ぶことに特化した造りとなっているため、ごみを運ぶことに適しています。
段ボール・古紙・粗大ごみなどの感想類かさまざまな家庭から出る生ごみなど幅広く運べます。
ちなみに、生ごみを運ぶ際に車から汚染された水が道路などに漏れないようにタンクを設置したパッカー車もあります。