マスクをつけたまま面接を受けてもいい? 正しいマナーとは

企業の採用面接を受ける際にマスクを付ける場合は、適切なマナーを守ることが大切です。マスクの着用に関する方針は企業によって異なるため、事前に確認しておく必要があります。この記事では、面接時のマスク着用の可否や、採用担当者にマスク着用について確認する方法、面接でマスクを付ける場合の注意点などについて解説します。
面接でマスクをつけたまま受けてもいい?
面接でのマスク着用については、明確な決まりはありません。企業の方針や感染症の流行状況などに応じて、マスクを付けたまま面接を受けても良いかを判断します。例えば、感染症対策が必要な時期は、マスク着用を推奨されることもあります。実際に採用面接を受ける時の状況や、企業の考え方に沿って、マスクを付けるか考える必要があります。
面接時のマスク着用について確認する方法
面接時のマスク着用について、企業の採用担当者に確認する主な方法は次の通りです。
日程調整のやり取りをする時に確認
メールや電話などで面接の日程調整のやり取りをする時は、マスク着用について確認しやすいタイミングです。面接日程のすり合わせを終えた上で、「面接当日はマスクを着用したままでよろしいでしょうか」といった質問をすると、企業側の考え方を確認できます。企業によってはマスク着用に関するガイドラインをあらかじめ定めている場合もあり、判断基準を共有してもらうことが可能です。
面接の部屋に入室した時に確認
マスク着用の可否について事前に確認せずに面接日時を迎えてしまった場合は、念のため面接の部屋に入室した時に面接官に確認しましょう。例えば、マスクを着用した状態で面接に臨む場合は、「本日はマスクを着用したままで問題ございませんでしょうか」といった確認を入室時にしておくと、適切に対応方法を教えてもらえます。
マスク着用の可否が気になったままの状態だと面接に集中しにくいため、できるだけ早く、自然なタイミングで確認することがおすすめです。
面接でマスクを付ける場合のマナー
面接でマスクを付ける場合は、マスクの選び方や身だしなみ、話し方などに注意する必要があります。面接時のマスク着用に関するマナーは次の通りです。
白または薄い色の不織布使い捨てマスクを選ぶ
面接を受ける時は、清潔感を感じられる白または薄い色の不織布製の使い捨てマスクが推奨されます。布製のマスクや、柄が描かれているマスクはビジネスの場にふさわしくない印象を与えるため、避けた方が無難です。また、マスクのサイズは、口と鼻がしっかりと覆われるように自分に合ったものを選びましょう。
表情が分かりやすいようにする
マスクを着用した状態だと顔の下半分が隠れるため、表情や印象が伝わりにくい場合があります。面接官に対して表情が見えやすいように、前髪が顔にかからないように整えておくことが重要です。また、眼鏡をかけた状態でマスクを付けると、眼鏡が曇り表情が見えにくくなります。曇り止めの使用や、眼鏡が曇りにくいマスクを選ぶなど、表情が分かりやすくなる工夫をしましょう。
はっきりとした声で話す
マスクを付けていると、音が遮られたり口の動きが相手に見えなかったりすることで、話した内容が伝わりにくくなります。面接官とスムーズにコミュニケーションを取るために、普段よりもはっきりした大きな声で話しましょう。また、語尾を明確に発音することや、ゆっくり目のペースで話すことも、聞き取ってもらいやすくするコツです。
面接でマスクを付ける際の注意点
面接でマスクを付ける際は、次のような点にも注意する必要があります。
本人確認などの目的で一時的に外す場合がある
マスクの着用が許可されている面接であっても、本人確認などの目的で一時的にマスクを外すように指示される場合があります。その際は、顔がしっかりと見えるようにマスクをずらしましょう。マスクを一時的に外すタイミングでは、軽く口角をあげ、明るい表情を作っておくと好印象です。また、飛沫感染の予防のため、マスクを外しているタイミングでは大きな声で話さない方が無難です。
汚れてしまった時などのために予備のマスクを用意する
採用面接に向かう途中や、面接までの待機時間などに、マスクが汚れたり破損したりする可能性があります。そのため、予備の不織布マスクをいくつか用意しておくと、予期せぬ事態にも落ち着いた対処が可能です。予備のマスクはカバンの中などでしわが付かないように、マスクケースに入れて綺麗に持ち運びましょう。
まとめ – 面接時のマスクのマナーを理解しておきましょう
面接時のマスク着用の可否は、企業の方針や感染症の流行状況などに応じて判断されます。そのため、面接前のやり取りや入室直後のタイミングなどで、採用担当者に確認しておくことが重要です。また、マスクを着用する場合は、マスクの色や素材、身だしなみ、話し方などにも気を配る必要があります。面接時のマスク着用のマナーについて理解した上で、適切に対応しましょう。