外装工事とは?転職で役立つ資格や仕事内容・注意点を紹介!

外装工事とは?転職で役立つ資格や仕事内容・注意点を紹介!

外装とは建物の屋外部分のことで、外装工事とは外壁や屋根を取りつけたり、リフォームしたりする作業です。
建築業や建設業に興味がある人は、就職先・転職先の対象になるかもしれません。
外装工事の仕事の流れや役立つスキルなどを解説します。

外装工事の求人を探す

外装とは、外装と工事とは

まずは、外装工事とは何をするのか基本的な内容を解説します。

【外装とは建物の屋外の装飾や仕上げのこと】
家やビルといった建物は、壁や屋根を境にして内側と外側にわかれます。
家やビルの内側を内装といい、外側を外装といいます。
壁や屋根にも内と外があるので、壁と屋根も内装部分と外装部分にわかれます。
内装には外壁の内側や屋根の内側のほかに、部屋を仕切る内壁や床、水回り、配管などがあります。
一方の外装は、外壁と屋根の外側がメインになるので、少し地味な印象があるかもしれません。
しかし、外装にはとても重要な役割があります。

【家の見た目と機能を決める】
外装は、建物を外から見たときの見た目と、建物の機能に深く関わります。
アメリカンな家にしたい場合は外壁にウッドを使い、ヨーロッパ調にしたい場合は石やレンガを使い、現代風にしたければアルミ板を使う、といったコーディネートができます。
また、同じ素材でも、外壁に吹きつける塗料の色を変えるだけで家・ビルのイメージはガラリと変わります。
そして、壁や屋根が傷ついていると建物の中が雨漏りしたり隙間風が吹いたりします。
そこまで傷んでいなくても断熱効果が低下したり、防火性能が落ちたりして、家やビルの居住機能が低下します。

【外装工事とは建物の外側をつくること】
以上のことから、外装工事は建物の外側をつくる仕事であることがわかります。
もし家主様が「家のイメージを変えたい」と希望したら、外装工事会社は外壁の塗り替えを提案できます。
家主様が「家を建ててから40年も経つので性能が落ちていないか心配だ」と訴えれば、屋根や外壁を調べて適切な補修工事を提供できます。

外装工事関連の求人を探す

外壁工事とは、屋根工事とは

外装工事の仕事の内容をさらに詳しくみていきましょう。
外壁工事と屋根工事にわけて解説します。

【外壁工事とは】
家主様や、ビルのオーナー様が外装工事会社に相談するケースで目立つのは、外壁のヒビです。
外壁のヒビは目立ちますし、そのうえ当該建物の築年数が経過していると、家主様やビルオーナー様は「外壁を塗り替えなければならないだろうか」と考えることが多いです。
外壁の塗装は風雨や紫外線によって劣化するので、定期的に塗り替えが必要になります。
外壁の劣化が激しいと塗り替えではなく張り替えることになるでしょう。
張り替えは、既存の外壁をはがして新しい外壁を張り付ける作業になるので、塗り替えより大がかりな工事といえます。

【屋根工事とは】
屋根工事のニーズは、雨漏りが発生してから増える場合が多いのですが、外装工事会社としては雨漏り被害が出る前にお客様に屋根の補修を提案してもらいたいでしょう。
屋根のふき替えは、従来の屋根を撤去して新しい屋根を設置する工事です。
屋根のふき替えも、外壁の張り替えと同様に大規模工事ですが、それだけに効果が高いものです。
屋根のふき替えなら雨漏りを防止できるだけでなく屋根の性能を高めることもできます。
最新の屋根は強度を上げつつ軽量化されているので、家の柱や梁、壁、基礎部分への負荷が減り、結果、家の強度が増します。
屋根をふき替えると、耐震性を高めることもできます。
屋根カバーは、屋根の葺き替えより簡易かつコストダウンできます。
既存の屋根をそのままにして、そのうえに屋根材を被せて屋根カバーにします。
屋根が重くなるデメリットがありますが、断熱性と遮音性が増します。

外装工事はこのように進む

外装工事の会社に就職・転職を目指している人は、工事の流れを知っておいたほうがよいでしょう。
外装工事の流れを把握しておけば、初めての仕事でも業務の全体を把握できるでしょう。

【ステップ1:クライアントとの打ち合わせ】
外装工事は発注者であるクライアントと営業担当者の打ち合わせから始まります。
クライアントが外装工事会社に直接相談する場合と、営業担当者が家主様やビルオーナー様に営業をかける2パターンがあります。

【ステップ2:見積もりを提出して契約】
クライアントとの打ち合わせが終了したら、外装工事会社の営業担当者は見積書を作成して提出します。
見積書には工事内容や費用、工期などを記載します。
クライアントが見積書の内容に納得したら、契約を締結します。

【ステップ3:資材や職人を手当てする】
契約が締結されたら、外装工事会社は資材や職人を手当てします。
工事の規模によって、手当する資材の量や職人の数は異なるため注意が必要です。

【ステップ4:近所への挨拶】
外装工事は、騒音を発生させたり作業車が出入りしたりするので、少なからず近隣に迷惑がかかります。
そのため、近所に外装工事を行う旨を伝えます。
近所への挨拶は、クライアントが行うこともありますが、外装工事会社の営業担当者が近所への挨拶を代行するとクライアントに喜ばれるでしょう。

【ステップ5:着工、足場の設置】
外装工事に着工するには足場を設置する必要があります。
その後、資材を現場に運んだり、作業者が工事を始めたりします。

【ステップ6:完成、検査、引き渡し】
外装工事が完成したら、クライアントの立ち会いのもと検査をします。
契約とおりの工事が行われているか、家やビルに傷がついていないかといったことを確認します。
そして、問題がなければ「引き渡し」になります。

外装工事関連の求人を探す

外装工事の仕事体験談

外装工事関連の転職体験談|働いてよかったこと

外装工事関連の転職体験談|働いてよかったこと
[20代 女性]

工業高校を出て外装工事の会社に入社しました。
うちの会社では、工事に携わる作業者としては初の女性社員です。
営業なら採用するといってくれた建設会社はいくつかありましたが、女性を作業者として雇ってくれたのは今の会社だけでした。
社長は採用面接のときに「これからは女性も働ける現場にしないといけないと思っている」と言ってくれました。
そのため、一緒に現場に出る上司や先輩社員は、私には力仕事は振らずに、手先の器用さを活かせる仕事を任せてくれます。
上司は「男性社員がやるより仕事が丁寧だ」と言ってくれて、私は褒められて伸びるタイプなので助かっています。


未経験歓迎の外装工事関連の求人を探す

外装工事関連の転職体験談|働いてよかったこと

外装工事関連の転職体験談|働いてよかったこと
[20代 男性]

祖父が大工だったので、建築の仕事に就きたいと思っていました。
父親は大学に行けといいましたが、建築関係の職人以外になるつもりはなかったので、1日でも早く現場に出たいと思い、高校を卒業してすぐに今の会社に入りました。
足場の高い場所をスイスイ歩いていたとき、家主さんから「恐くないのかい」と聞かれたことがあって、そのときは「職人になったかな」って思えましたね。
うちの会社は外壁塗装が得意なんですが、色を変えると家の印象がまったく変わってくるので、とても新鮮な感覚を味わえます。


男性活躍中の外装工事関連の求人を探す

外装工事関連の転職体験談|働いて大変だったこと

外装工事関連の転職体験談|働いて大変だったこと
[40代 男性]

市内に外壁工事を専門にしている会社や外壁もやっている工務店がうちを含めて8社あるので競争が激しく、生き残りは大変ですね。
私は工事担当なので、営業の苦労はわかりませんが、社長からコストダウンを指示されることが多いので経営は楽ではないみたいですね。
45歳を超えたあたりから肉体労働がきつくなり始めましたが、技術では若い社員にまったく負けていないと自負しているので、手に職をつけておいてよかったと思っています。
外装工事は家の機能を高めるので、快適な家を提供していると自負しています。
お客様に感謝されるので、やりがいは大きいですよ。


ミドル歓迎の外装工事関連の求人を探す

よくある質問

外装工事の仕事の大変さを教えてください
外装工事はやりがいが大きい仕事ですが、その一方で大変さもあります。

【肉体労働】
肉体労働かつ屋外での仕事のため、体力が必要です。
暑い日は汗をかきながら、寒い日はかじかむ手を暖めながら仕事をします。
高所で作業をするときは資材や工具を高いところに持ち上げなければなりません。
そのため、危険も伴います。

【スキルの獲得は簡単ではない】
外壁や屋根は、新製品が出ると、その都度新しい工法を身につける必要があります。
更に、ライバル会社が新工法を取り入れたのに、自社が新工法に対応できなければ、注文を取りこぼすことになりかねないので、むしろ積極的に新しい工法や新しいスキルを獲得していかなければなりません。

【結果がシビア】
外装は、多くの人の目に触れるのでごまかしがききません。
また、雨漏りや隙間風の発生、断熱効果の低下を防ぐための外装工事は、工事が完成したらそれらの問題を解決していなければなりません。
問題が解決していないと、当然クレームにつながるため結果にシビアといえます。
未経験者が外装工事の仕事に就くときの注意点は?
外装工事業界も人手不足が深刻化しているので、未経験者歓迎の求人も少なくありません。
ただし、未経験者が外装工事の仕事をする際は、以下で紹介することに注意しましょう。

【毎日が勉強】
外装工事は決められた工法を行われます。
また、工事を適切に進めるには確かな技術が必要です。
外装工事の作業者になるには、技術を磨くために日々勉強が欠かせません。

【高所作業のため安全第一で作業すること】
外装工事は、高所作業が多いです。
労災を起こしてしまうと自分が傷つくだけでなく、工事が止まってしまうので会社にもクライアントにも迷惑がかかります。
そのため、事故を起こさないように安全第一で仕事を進めましょう。
  • 外装工事の仕事に有利になる資格・スキル

    外装工事の仕事に就きたい場合、資格やスキルを積極的に獲得していきましょう。

    【塗装技能士】
    塗装技能士は国家資格の1つで、塗装技能士の資格を保有していると塗装工事の専任技術者になれます。
    受験資格に実務経験があるので、外壁塗装を行っている外装工事会社に入社して仕事を始めてから取得を目指しましょう。
    塗装技能士には、技能検定と実技試験、学科試験が課されます。

    【足場の組立て等作業主任者】
    足場の組立て等作業主任者は、労働安全衛生法に定められた作業主任者の1つです。
    つり足場、張出し足場、高さ5メートル以上の足場の組み立て・解体・変更の作業を行うときに、足場の組立て等作業主任者の資格を持つ作業主任者が指揮しなければなりません。
    講習を受けて修了試験に合格すると取得できます。

    【有機溶剤作業主任者】
    有機溶剤作業主任者も労働安全衛生法に定められた作業主任者です。
    外壁塗装で有機溶剤を取り扱う作業を行うとき、事業者は有機溶剤作業主任者を持つ作業主任者に指揮させなければなりません。
    講習を受けて修了試験に合格すると取得できます。

    【計画力、コミュニケーション力、マネジメント力】
    外装工事はチームで行う仕事なので、役職が上がり責任が増えると、計画力やコミュニケーション力、マネジメント力などのスキルが必要になります。
    これらの能力は一朝一夕に身につくものではないので、外装工事の仕事をしながら現場監督の計画立案やコミュニケーション、マネジメントを観察して、しかるべきときがきたら真似できるようにしてはいかがでしょうか。

    【建設業許可】
    建設業許可は労働者の資格ではなく、会社の「経営上の資格のようなもの」です。
    建設業法は、建設業を営む際に行政機関から取得しなければならない許可をいくつか定めており、その総称を建設業許可といいます。
    建設業許可には、土木一式工事、建築一式工事、専門工事(全27種類)があります。
    専門工事のなかに外装工事に関わる塗装工事や屋根工事があります。
    したがって、外装工事の仕事をしたいと考えている求職者は、塗装工事や屋根工事の建設業許可を取得している会社に入社したほうがよいといえます。

  • 外装工事の仕事に向いている人

    外装工事の仕事に向いている人は次のとおりです。

    【手に職をつけたい人】
    手に職をつけたい人は、外装工事の作業者は選択肢の1つになるでしょう。
    外装工事は家とビルが存在する限りなくならないので一生の仕事にできます。

    【体力と手先の器用さをあわせ持つ人】
    外装工事は、体力だけでなく外壁の塗装など手先の器用さを求められるシーンが多いです。
    体力と手先の器用さの両方を持つ人は、外装工事の仕事に向いているでしょう。

    【家やビルなどの建築物が好きな人】
    家やビルなどの建築物が好きな人で、とくに外装に興味がある人は、外装工事の仕事に向いているでしょう。
    興味があり好きなことに関しては、知識と技術を得やすく成長スピードが速くなるためぜひ仕事に活かしてみるとよいでしょう。

    【人の喜ぶ顔がみたい人】
    外装工事を終えて足場が外れると、まるで新築のようにきれいになった家またはビルが現れます。
    それは家主様やビルオーナー様を喜ばせるでしょう。
    「家主様やビルオーナー様の笑顔がみたい」という人は、外装工事の仕事に向いています。

    外装工事関連の求人を探す

  • 転職活動前にチェック!仕事探しに役立つオススメ記事

  • この記事の監修・著者プロフィール(株式会社クリエイト Webマーケティング部門)

    この記事の監修・著者プロフィール(株式会社クリエイト Webマーケティング部門)

    ※記事関する問い合わせは受付しておりませんので、ご了承下さい。

    配信中の記事では、職種ごとの詳細な仕事内容、エリア情報、就職に役立つ資格の解説、ビジネス用語・経済ニュースの解説など、社会人として押さておきたい基本的な知識や最新情報をお届けしています。

    クリエイト転職は地域密着をコンセプトに、仕事探しに役立つ最新の求人情報をお届けしています。

    【コンテンツポリシー】
    記事制作におけるコンテンツポリシー

    【詳細プロフィール】
    記事の監修・執筆者の詳細プロフィール

    【クリエイト転職で仕事探し】
    クリエイト転職で正社員の求人を探す

エリア・駅・路線から探す

職種から探す

チェックボックスにチェックして『検索』ボタンを押してください。

職種のチェック解除

業種から探す

チェックボックスにチェックして『検索』ボタンを押してください。

業種のチェック解除

条件から探す

チェックボックスにチェックして『検索』ボタンを押してください。

以下の条件を解除

給与で探す

給与形態
給与額

エリアから探す

チェックボックスにチェックして『検索』ボタンを押してください。

駅・路線から探す

チェックボックスにチェックして『検索』ボタンを押してください。

0/50

エリアから探す

チェックボックスにチェックして『検索』ボタンを押してください。

駅・路線から探す

チェックボックスにチェックして『検索』ボタンを押してください。

0/50

エリアから探す

チェックボックスにチェックして『検索』ボタンを押してください。

駅・路線から探す

チェックボックスにチェックして『検索』ボタンを押してください。

0/50

エリアから探す

チェックボックスにチェックして『検索』ボタンを押してください。

駅・路線から探す

チェックボックスにチェックして『検索』ボタンを押してください。

0/50

エリアから探す

チェックボックスにチェックして『検索』ボタンを押してください。

駅・路線から探す

チェックボックスにチェックして『検索』ボタンを押してください。

0/50

エリアから探す

チェックボックスにチェックして『検索』ボタンを押してください。

駅・路線から探す

チェックボックスにチェックして『検索』ボタンを押してください。

0/50

エリアから探す

チェックボックスにチェックして『検索』ボタンを押してください。

駅・路線から探す

チェックボックスにチェックして『検索』ボタンを押してください。

0/50

以下の条件を削除してもよろしいですか。

検索条件1

検索条件を保存するには 会員登録/ログイン が必要です。

応募先企業

ダミー文字列です。

職種

ダミー文字列です。

保存できる検索条件は6件までです。

保存済み条件から1件削除し、新しい検索条件を保存します。

削除する条件

保存できる検索条件は6件までです。

保存済み条件から1件削除し、新しい検索条件を保存します。

削除する条件