建設機械ってなにがあるの?必要な資格や役立つ資格など、仕事内容も含めて解説!

建設機械ってなにがあるの?必要な資格や役立つ資格など、仕事内容も含めて解説!

建設機械にはどのような種類があるのか、実際の機械を使用した仕事内容や自分が向いているかなど気になりますよね。
また、建設の業務にあたって必要な資格を取ると、転職の際にも役立ちます。
本記事では、建設機械の種類、資格の種類や向いている人について体験談も踏まえて解説するので、ぜひご参考ください。

建設機械の種類

建設機械は主に建設現場で使用される機械全般です。
道路工事や高層ビルなどの建設現場で使用されています。
以下では10種類の建設機械を紹介します。

【油圧ショベル】
油圧ショベルは、地面を掘ったり、掘った土や土砂をトラックに積み込んだりできる建設機械です。
ユンボやバックホー、ショベルカーなどさまざまな呼び方があります。
機械サイズは、運転質量500キログラムクラスのミニサイズから85トンクラスの超大型サイズまであるなど多様です。
主に、建設現場や土木工事の現場で活躍する機械ですが、農地の整備や鉱山での採掘、地山の切り取りや整形、粉砕や解体作業など、多岐にわたって活躍します。

【トラクタ】
建設現場ではブルドーザーとも呼ばれており、土壌をならしたり、土の掘削、削った土砂を車体の前進とともに押し運んだりする機械を指します。
運転質量8トンのサイズから100トン超のサイズまである、超大型の建設機械です。
トラクタを使用し、主に建設や土木、ダムや宅地造成など工事現場の整地や押土を行います。
さらに、岩石処理や転石起こし、アタッチメントを装着し溝堀やパイプ埋設にも使用される機会です。

【ホイールローダー】
本体の前に大きなバケットを備えたホイールローダーは、土や土砂、骨材をすくいあげる機械です。
ホイールローダーのサイズは、運転質量3トンクラスのミニホイールローダーから200トンクラスの大型まであります。
機動性があり、運転もしやすいので、作業効率が高い機械です。
建設現場や土木工事の現場で土砂や骨材の積み込み作業がメインですが、農業や畜産の現場では堆肥の切り替えしや、飼料の積込・運搬などで力を発揮します。
雪の多い地域では、除雪作業でも活躍する機会です。

【クレーン】
クレーンは、重量の荷物を吊り下げ移動させる機会です。
「かに」と呼ばれる小型の移動式クレーンや不整地走行が得意なラフテレーン、ラフテレーンと比べてよりスピーディな移動ができるオールテレーンなど、さまざまな種類のクレーンがあります。
主に、建設現場で使用される機会です。
高層ビルや工場などの建設現場ではタワークレーンが活躍しているところを見た経験がある人も多いでしょう。

【モーターグレーダー】
モーターグレーダーは、地面を削ったり路盤材料を敷きならしたりする作業を行う、整地作業で使用される建設機械です。
大型のものは30トン超の運動質量があり、全長12メートルにもなります。
主に、道路工事の路盤整形で活躍している機械です。
ほかにも、広範囲になる空港建設や宅地造成での地面の平面仕上げや斜面の切り取り、除雪などでも活躍します。

【ダンプトラック】
ダンプトラックは、現場で掘削された土砂や砕石を荷台に乗せ運ぶ汎用的な機械です。
積載量は23トンから200トン超のものまであります。
ダンプトラックの一種であるローダーダンプは荷台部分をスライドできるうえ、油圧ショベルなど重機を積み込む移動させるのも可能です。
ダンプトラップは、ダム工事やゴルフ場建設、トンネル工事や採石場などさまざまな現場で活躍します。

【スキッドステアローダー】
狭い場所に便利でコンパクトな機体のスキッドステアローダーは、積み込みと運搬を行う機械です。
運転質量は2.7トンから4.2トンほどで、バケット容量は0.4平方メートル程度といわれています。
豊富なアタッチメントを活かして、建築工事や土木工事、造園や農林、畜産など幅広い現場で活躍する機会です。

【サイレントパイラー】
サイレントパイラーは、杭打機とも呼び基礎工事での杭打ちに使用される機械です。
地盤を安定させるために、軟弱な地盤の現場で行われます。
建物の耐震強化にもつながる、重要な建設機械です。
大きな工場や高層ビルの建設現場で使用されるケースが多いでしょう。

【粉砕機】
粉砕機はアスファルトや瓦、コンクリートや石を粉砕する建設機械です。
サイズは鉱山や採掘現場で使用される超大型のタイプから、家庭でも使える小型のものまであります。
建物の解体現場や鉱山などで活躍する機会です。
粉砕することで運びやすくなるため、ダンプトラックとペアで使用される場面も多く見られるでしょう。

【ローラー】
ローラーは、振動や輪荷重を利用し、地面を踏み固める建設機械です。
ローラー幅は、60センチから2メートルのものなど、さまざまなサイズがあります。
道路工事や、更地作業を行う工事現場で活躍しており、日常で道路工事の現場で目にする場面が多いでしょう。

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必要な資格

建設機械に関わる仕事につくために、持っておくべき資格があります。
実際の働く現場や転職で有利になるので、以下で詳しく見ていきましょう。

【建設機械拙施工技士】
建設機械拙施工技士には2級と1級があり、資格によって業務内容が変わってきます。
1級は、運転できる建設機械に制限がありません。
また、大規模の現場で監督業務も行えます。
2級は運転できる建設機械は限られますが、小規模の現場であれば監督業務を行うのが可能です。

【建設機械整備技能士】
建設機械整備技能士は。
建設現場で活躍するさまざまな建設機械の整備ができる国家資格です。
整備不良が大きな事故につながりかねない建設現場のため、建設機械整備技能士は安全な運用を行う上で重要な存在でしょう。
2級・1級・特級と3種類の資格があり、試験自体は学科試験と実技試験で構成されています。

活躍する現場

建設機械は、名前の通りさまざまな建設現場で活躍します。
建設現場に限らず、他にも道路の工事現場や山の整地、雪の除雪など、私たちとより近い場所でも活躍する場面も多いでしょう。

建設機械の仕事体験談

建設機械を使う仕事の転職体験談|働いてよかったこと

建設機械を使う仕事の転職体験談|働いてよかったこと
[30代 男性]

専門的な技術職に就きたかったので、建設業界に転職しました。
現場経験が重要な職業のため、最初のころは全て勉強と思い、なんでもトライして頑張りました。
自分が関わった建物が完成するのは、達成感ややりがいにつながるものです。
完成した建物を我が子にも見せるときは、誇らしい気持ちになります。


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建設機械を使う仕事の転職体験談|働いてよかったこと

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[30代 女性]

女性が少ない現場ですが、それもあってか気にかけて頂けること多く、また面倒見のいい人が多いので働きやすいです。
建物が完成に近づくにつれ、お客さまの喜んでいる表情を見れたときは、こちらも嬉しくなります。
現場では直接ありがとうと言っていただくことも多く、それがやりがいにつながっています。


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建設機械を使う仕事の転職体験談|働いて大変だったこと

建設機械を使う仕事の転職体験談|働いて大変だったこと
[50代 男性]

建設現場では、大きな資材を運ぶ場面が多く、1つのミスが大きなミスにつながるため気が抜けません。
また、現場管理も行なっていて、スケジュール通りに進められるよう現場を管理することに、精神が疲れるときもあります。
しかし、機械操作が不慣れだった部下が上達したり、現場をスムーズに進められたりしたときは嬉しいです。


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よくある質問

女性でも活躍できる?
業界的に、建設現場で働く女性は比較的少ないですが、女性でも十分に活躍できるでしょう。
ただし、「女性は機械に詳しくない」という固定概念が強い業界ではあるので、大変と感じる場合も多いかもしれません。
力仕事ではないので、各資格に関しても女性が受かりにくいなども考えられないでしょう。
むしろ、機械の繊細な操作などは女性の方が上手にできる場合があるため、現場では重宝される可能性があります。
資格取得の難易度は?
建設機械整備技能士は国家資格というのもあって、合格率は19%から50%前後と難易度は高めです。
受験の条件には実務経験があるため、実施試験に関しては問題なくクリアする人が多いようです。
したがって、試験までに学科試験の対策をどれだけできるかがポイントといえるでしょう。

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