路線バス・コミュニティバス・市バス・乗合バスの運転手になるには?転職に役立つ仕事内容やバスの種類を解説

路線バス・コミュニティバス・市バス・乗合バスの運転手になるには?転職に役立つ仕事内容やバスの種類を解説

路線バス・コミュニティバス・市バス・乗合バスの運転手になるには?転職に役立つ仕事内容やバスの種類を解説

路線バス・コミュニティバス・市バス・乗合バスの運転手は、多くの人を目的地まで早く、快適に、安全に運ぶ仕事です。
バス運転手は社会貢献度が高くやりがいがあります。
本記事では、バス運転手の働きがいや大変さを紹介します。

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バス運転手の種類と仕事内容

一口にバスといっても種類はさまざまですが、すべてのバスの運転手に共通しているのは「多くの人を早く、快適に、安全に運ぶこと」です。
ただし、バスの種類によってサービス内容が少し異なります。
路線バス・コミュニティバス・市バス・乗合バスのそれぞれについてサービス内容を紹介したうえで、それぞれのバス運転手の仕事内容を解説します。

【路線バスとは、運転手の仕事内容とは】
路線バスとは、特定のルートを定期的に運行するバスで、日本の代表的な公共交通機関です。
特定のルートとは、例えば鉄道駅と住宅街の間の往復や、バスターミナルから商業施設の間の往復など定められたルートのことです。
路線バスが公共交通機関を代表するポジションを得ているのは、住民の足になっているからです。
自家用車を持っていない人や鉄道駅から離れた場所に住んでいる人には、路線バスが唯一の格安移動手段になります。
路線バスの運転手の仕事は、お客様を乗せたバスを運転して、ルート上を時間とおりに走らせることです。

【コミュニティバスとは、運転手の仕事内容とは】
コミュニティバスは、路線バスの規模を縮小したバージョンと考えるとイメージしやすいでしょう。
路線バスは大規模な場所と大規模な場所をつなぎますが、それでは地域内に公共交通空白地帯が生まれてしまいます。
空白地帯を埋めるのがコミュニティバスです。
コミュニティバスには、ルートの距離が短い、使う車両(バス)が小さい、といった特徴があります。
コミュニティバスの運転手の仕事も、お客様を乗せたバスを運転して、ルート上を時間とおりに走らせることです。

【市バスとは、運転手の仕事内容とは】
市バスは行政機関である市が運営する路線バスのことです。
サービス内容とバス運転手の仕事内容は路線バスと同じです。
なお路線バスには市バスのほかに、民間企業が運営するタイプもあります。

【乗合バスとは、運転手の仕事内容とは】
乗合バスは、他人の需要に応じ有償で自動車を使用して旅客を運送する事業のうち不特定多数の旅客を運送するバスと定義されています。
路線バスや高速バスも乗合バスです。

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路線バス・コミュニティバス・市バス・乗合バスの運転手のやりがいとは

路線バス・コミュニティバス・市バス・乗合バスの運転手の仕事のやりがいを解説します。

【人の移動を手伝うことができる】
人々は生活の中で、徒歩では厳しい距離を移動しなければなりません。
バスが人々を運ばなければ、生活も仕事も趣味・遊びも滞ってしまうので、バス運転手の仕事はとても重要です。
重要な仕事を任されていると意識すれば、大きなやりがいを感じるでしょう。

【高いスキルを使って社会貢献できる】
バスは誰でも運転できるものではありません。
専用の免許を取るのも難しいのですが、本当の難しさは免許を取ったあとにあります。
免許を取って、いざ仕事としてバスの運転を始めると「難しい」と感じるでしょう。
路線バスの運転手は、大きな車両を、決して広いわけではない道路を走らせなければなりません。
それだけでも難しいのに、安全運転、定時運行、快適走行を実施しなければならず、バス運転手には高い運転スキルが求められます。
高い運転スキルを持った人だけができる社会貢献、それがバス運転手がしていることです。

【人々と社会から感謝される】
バスの利用者のなかには、バス運転手に感謝する人も多いです。
バスを病院への通院や生活必需品の買い物に使う人にとって、バス運転手は生活と命を支えてくれている人です。
「生活と命を支えている」というのは大袈裟な表現ではなく、お客様のなかに降車するときに運転手に「ありがとうございます」という人がいるのは深い感謝を伝えたいからです。
バス運転手は、社会全体から感謝される存在なので、やりがいを感じるでしょう。

路線バス・コミュニティバス・市バス・乗合バスの運転手になる方法

路線バス・コミュニティバス・市バス・乗合バスの運転手になる方法を紹介します。
大きな流れは、専用の免許を取得してバス会社に就職してバス運転手の仕事を得るとなります。

【路線バス・コミュニティバス・市バス・乗合バスの運転手になるのに必要な免許を紹介】
自動車の免許には1種と2種があり、仕事で使うには原則、2種が必要です。
そして、バスは大型の自動車なので大型免許が必要になります。
この2つを合わせたのが大型2種免許です。
大型2種免許は、総重量11トン超、最大積載量6.5トン超、乗車定員30人超の大型車に、旅客を乗せて運転するときに必要な免許です。
大型2種免許を取得できるのは、21歳以上、普通自動車免許の取得から3年以上経過している、視力・聴力・運動能力が一定水準以上、といった条件をクリアした人です。
さらに適性検査、学科試験、技能試験のすべてに合格しなければなりません。
多くの人は、自動車教習所に通って教習を受け、修了検定と卒業検定に合格し、運転免許試験場で学科試験と適正検査に合格するという流れで大型二種免許を取得します。
自動車教習所の修了検定と卒業検定に合格すれば、技能試験に合格したとみなされます。

【バス会社への就職の仕方を紹介】
バス運転手になるには、路線バス・コミュニティバス・市バス・乗合バス・サービスを提供している企業などに就職する必要があります。
大型2種免許を取得してからバス会社に就職するのが一般的ですが、最近は運転手不足が深刻化していることから、バス会社のなかには大型2種免許未取得者を就職させてから大型2種免許を取得させるところもあります。
求人票に「要大型2種免許」と書いてあれば、大型2種免許を持っている人しか応募できません。
そうではなく「未経験者歓迎」や「入社後に大型2種免許の取得をサポートします」と書いてある求人票では、大型2種免許がなくても応募できます。

路線バスの仕事体験談

バス運転手の転職体験談|働いてよかったこと

バス運転手の転職体験談|働いてよかったこと
[30代 男性]

路線バス運転手の魅力は、経済的に安定していることです。
給料はすごくよいわけではありませんが、私は満足しています。
会社の経営も、決して楽ではないようですが、潰れる心配はなさそうです。
自動車の運転が好きで、特技を仕事にしたいと思ってバス運転の道に進みました。
トラック運転手やタクシー運転手も考えましたが、トラック運転手は長期間遠方にいかなければなりませんし、タクシー運転手は孤独な感じがして、どちらも違うなと思いました。
路線バスは自分が住んでいる地域内で仕事ができるので生活も安定させることができます。

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バス運転手の転職体験談|働いてよかったこと

バス運転手の転職体験談|働いてよかったこと
[20代 男性]

子供のころから親に「人の役に立て」といわれてきて、自分に何ができるかと考えて出した答えがバス運転手でした。
うちの会社は観光バスもやっていますが、私は路線バスに配属になりました。
大きな会社に就職できたので、親も喜んでいます。
結婚して子供ができたら、奥さんと子供に私が運転するバスに乗ってもらいたいですね。

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バス運転手の転職体験談|働いて大変だったこと

バス運転手の転職体験談|働いて大変だったこと
[40代 男性]

時々、バスを停車させるほどの迷惑行為を行うお客様がいるので大変ですね。
路線バスの運転手はシフトと時刻を守らなければならず、いまだに大変な仕事だと思っています。
雨の日も雪の日も走らなければなりませんし。
でもお客様から「ありがとう」といわれると、また頑張ろうと思えます。

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よくある質問

バス運転手は勤務形態はどのようなものですか?
路線バスの運転手の勤務形態を紹介します。
路線バスは原則365日運行するので運転手は交代勤務になります。
したがって土日祝日に必ず休めるわけではありません。
また早朝勤務や夜間勤務もあります。
ただし決められた休日は確実に休むことができ、緊急出勤は原則ありません。
仕事とプライベートを切りわけやすい職です。
初心者でバス運転手になることは難しいでしょうか?
もちろん誰でも最初は初心者なので、初心者でもバス運転手になることはできます。
ただ第2種大型免許は取得が難しい自動車免許ですし、バス会社に就職しても訓練を受けます。
したがって、バス運転手になることは難しいといえますが、やる気があって努力を怠らなければバス運転手になれるでしょう。

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  • 路線バス・コミュニティバス・市バス・乗合バスの運転手の大変な点

    路線バス・コミュニティバス・市バス・乗合バスの運転手の仕事は、魅力がある一方で楽な仕事ではありません。
    バス運転手のキツさや大変さを紹介します。

    【1日の拘束時間が長い】
    1日の拘束時間が長いことは、バス運転手の大変さの1つに数えられるでしょう。
    バス会社によって異なりますが、1日13時間勤務の場合もあります。
    ただし、1日の拘束時間が長くても、その分、休みが多くなるので週の労働時間や月の労働時間でみると、バス運転手の勤務時間が他業種と比べて飛び抜けて長いことはありません。

    【朝が早く、夜が遅い日も】
    バス運転手は、午前6時前や午後23時以降も勤務することがあります。
    早朝の仕事や夜遅い仕事が苦手な人はバス運転手の仕事をキツく感じるでしょう。
    ただし、コミュニティバスはそこまで朝が早くなく、夜も遅くないので、早朝夜間が苦手な人はコミュニティバスを選んではいかがでしょうか。

    【人の命を預かる責任】
    バス運転手の最も大変な点は、人の命を預かっていることです。
    バスが絡む交通事故は、例え死者が出ていなくてもマスコミのニュースで報じられることがあります。
    社会的責任が重いといえます。

    【高い運転技術】
    安全運転を可能にするのは、バス運転手の高い運転技術です。
    ハンドル、アクセル、ブレーキなどの操作を確実に行うことはもちろんのこと、道路と交通の状態を常に把握してバスを走らせて行かなければなりません。
    バスのなかの安全とバスの外の安全を合わせて「バスの安全」が成立します。
    安全運転ができるようになったら、乗っているお客様が快適に感じる走行を心がけなければなりません。
    常に運転技術を磨き続けなければならないバス運転手の仕事は大変です。

  • 路線バス・コミュニティバス・市バス・乗合バスの運転手に向いている人

    路線バス・コミュニティバス・市バス・乗合バスの運転手に向いている人を紹介します。

    【運転が好き】
    運転が好きな人はバス運転手に向いています。
    バス運転手は勤務時間のほとんどをバスの運転席ですごすので、運転好きでないと務まりません。
    ただ、普通自動車と違い大型自動車なので、運転技術は必要です。
    【責任感が強い】
    運転が好きなうえに強い責任感を持っている人はバス運転手に向いています。
    バス運転手には創意工夫よりも、決められたことを確実に実行することが求められます。
    ルールを守って安全を確保する責任をまっとうできる人は、バス運転手に向いています。

    【社会のために働きたい人】
    運転が好きで責任感が強い人が「社会貢献したい」と考えたら、将来の職業の選択肢にバス運転手を入れてよいでしょう。
    路線バスなどは、多くの人が毎日利用します。
    人のために働きたい人がバスを運転すれば「人のためになっている」という実感が得られます。

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