高速バス運転手の転職や求人応募に役立つ仕事内容を徹底解説!やりがいや魅力を紹介

高速バス運転手の転職や求人応募に役立つ仕事内容を徹底解説!やりがいや魅力を紹介

高速バス運転手の転職や求人応募に役立つ仕事内容を徹底解説!やりがいや魅力を紹介

高速バス運転手は、さまざまなバスの運転手のなかでも特殊なポジションにあるといえます。
高速バス運転手の仕事には、路線バスの要素と長距離トラックの要素が含まれていて、人と社会のためになり、誰でもできる仕事ではないことから、やりがいが大きい仕事といえるでしょう。
この記事では、高速バスの業務内容や求められるスキル、転職の体験談などを紹介します。

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高速バス運転手の業務内容

高速バスのサービス内容と高速バス運転手の業務内容をみていきましょう。

【高速バスとは】
「高速バス」の正式名称は、国土交通省によると「高速乗合バス」とされてます。
また、高速バスは、道路運送法施行規則第3条の3第1号によって路線定期運行の一種という位置づけになっています。
高速バスサービスの最大の特徴は、主に高速道路を使って距離が離れた都市と都市を結んでいる点です。
また、決まった路線があり、定期的に運行している点も高速バスの特徴であり、市内などを走る路線バスと似ています。

【高速道路を走るバスを運転する仕事】
高速バス運転手の仕事は、高速バスを運転することです。
高速バス運転手の責務は、時間とおりに、快適に、安全にお客様を目的地に送り届けることであり、「定時、快適、安全」の責務は市内を走る路線バス運転手と同じです。
ただ、高速道路をバスで走らせることには、市内を走る路線バスを走らせることと大きく異なる点もあります。
高速道路には、信号がなく歩行者などがいないという特徴があり、走りやすさにつながるのですが、長時間運転し続けなければならない、速度を出さなければならないという特徴は仕事の難易度を高めています。
したがって高速バス運転手の仕事は、市内の路線バスと違った難しさがある、といえるでしょう。

【ほかのバスの運転手との違い】
バス運転手のなかには、コミュニティバスを走らせる人もいます。
コミュニティバスは、路線バスより狭い区域を走ります。
高速バス運転手は、県境をいくつもまたぐことがありますが、コミュニティバス運転手は市区町村内の限られた地区しか走りません。
また、乗合バスは、高速バス違って決まった人を運びます。
その他にも、市内の路線バスと高速バスの違いは先ほど紹介したこと以外にもあります。
市内の路線バスのお客様の目的と、高速バスのお客様の目的は大きく異なります。
市内の路線バスのお客様は、生活目的や仕事目的の人が多いのですが、高速バスになると生活目的のお客様が減り、観光目的の人が増えてきます。
仕事目的と観光目的のお客様が多い点では、高速バスは飛行機や新幹線に近い存在といえるでしょう。

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高速バス運転手になるには

高速バス運転手になるには、専用の免許を取得して、高速バスを運営しているバス会社に就職し、研修や訓練を受けるという段取りを踏む必要があります。
詳しくみていきましょう。

【高速バス運転手になるのに必要な免許】
高速バス運転手になるための第1条件は、大型2種免許の取得です。
大型2種免許は、総重量11トン超、最大積載量6.5トン超、乗車定員30人超の大型車に、旅客を乗せて運転する際に必要です。
大型2種免許は、21歳以上、普通自動車免許の取得から3年以上経過している、視力・聴力・運動能力が一定水準以上、といった条件をクリアしないと受験資格が得られません。
さらに適性検査、学科試験、技能試験のすべてに合格する必要があります。
多くの人は、自動車教習所に通い、卒業して技能試験免除の権利を得てから、運転免許試験場で適性検査と学科試験を受けて合格するというルートで大型2種免許を取得します。

【高速バス会社に就職する】
大型2種免許の取得は、高速バス運転手になる最低条件であり、実際に高速バス運転手になるには高速バスを運営しているバス会社に入社する必要があります。
しかし、バス会社に入社すれば自動的に高速バス運転手になれるわけではないため注意しましょう。

【社内研修や社内試験は厳しい】
高速バスは、高速道路を走るため事故を起こせば大惨事になりかねません。
そのため、バス会社は高速バス運転手候補者に研修や試験を課します。
また、バス会社によっては、研修や試験を終えたあとの高速バス運転手候補者に対して、まずは市内の路線バスで経験を積ませることもあります。
市内の路線バスで安全運転と定時運行のスキルを身につけさせてから、高速バスに送り出すわけです。

【運転に関わる仕事からステップアップしていく】
高速バス運転手は、バス会社のなかでステップアップできます。
観光バス運転手や指導職、管理職になることもあるでしょう。
高速バスの運転は体力が必要なので、年齢を重ねると現役を続けることが難しくなり、指導職や管理職に就く場合もあります。

高速バス運転手に求められるスキル

高速バス運転手には、さまざまなスキルが求められます。
それぞれ詳しく見ていきましょう。

【高度な運転技術】
高速バスは、夜間に出発して深夜を越えて早朝に目的地に着く便が多いので、高速バス運転手には暗闇のなかを安全に走るスキルが求められます。
また、夜間深夜便は多くのお客様が眠っているので、スムーズな運転も求められます。

【安全運転への高い意識】
不特定多数の人を乗せて走るため、すべてのバス運転手に安全運転が求められますが、高速バス運転手にはさらに高い意識が要求されます。
もし、高速バスに車両トラブルが起きて高速道路上で停車した場合、周囲を無数の自動車が時速100kmで走り抜けていくためとても危険です。
高速バス運転手は、高速道路上で突然停止することがないよう、バスの状況も把握する必要があります。

【コミュニケーション力】
高速バス運転手の仕事には接客の要素もあります。
安全運転はできるが不愛想では通用しません。
車内アナウンスも必要になるので話すテクニックも磨かなければなりません。

【体力、集中力】
国土交通省はバス運転手の1日の運転時間を、48時間で平均9時間以内と定めています。
そして、連続運転時間は4時間以内に制限しています。
4時間連続して運転したら30分以上の休憩を取らなければなりません。
多くの高速バス運転手は、制限時間いっぱい運転することになります。
そのため、体力と集中力は高速バス運転手の基礎スキルになるでしょう。

高速バスの仕事体験談

高速バス運転手の転職体験談|働いてよかったこと

高速バス運転手の転職体験談|働いてよかったこと
[40代 男性]

長距離運転手をしていましたが荷物の積み下ろし作業がきつくなって、高速バス運転手に転職しました。
運転が好きで、プライベートでも自家用車で遠出します。
そのため、高速バス運転手は天職だと思っています。
高速バス運転手の仕事は毎日が長旅です。
目的地に到着して、一気に緊張から解放される瞬間が気持ちいいですね。

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高速バス運転手の転職体験談|働いてよかったこと

高速バス運転手の転職体験談|働いてよかったこと
[20代 男性]

子供のころから、大きな車を自由自在に操るバス運転手ってすごいって思っていました。
高速バス運転手は憧れの職業でしたね。
今の会社に入って最初は路線バスから始めて、27歳で高速バスのハンドルを握らせてもらいました。
特別な仕事をしている、誰でもできるわけではない仕事をしている、という意識は常に持っています。
それと、お客様との接触が意外にあって感謝の言葉をもらえるのが嬉しいです。

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高速バス運転手の転職体験談|働いて大変だったこと

高速バス運転手の転職体験談|働いて大変だったこと
[50代 男性]

長距離運転と長時間運転が、年齢的に辛いですね。
会社からは運行管理の仕事をしてみないかといわれていて、考えたこともありましたが、現場を離れたらもう二度とハンドルを握れないような気がして、それは寂しいのでまだ現役を続けています。
ジョギングをして体力づくりに励んでいます。

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よくある質問

高速バス運転手の1日の流れを教えてください
高速バス運転手の「1日」は24時間で区切ることができません。
一般的に以下のように業務を進めていきます。

・19~21時ごろバスに乗車し、車庫を出てバスターミナルへ
・バスターミナルでお客様を乗せて高速道路へ
・2~3時間に1回休憩を取る(ルートによっては運転手が2人体制になることがあり、その場合は2~3時間ごとに交代する)
・翌朝7~9時ごろ目的地のバスターミナルに到着
・目的地のホテルで休憩または睡眠
・同日19~21時ごろ、目的地のバスターミナルでバスに乗って、お客様を乗せて高速道路へ
・翌朝7~9時ごろ出発地のバスターミナルに到着
・以上の流れを2、3往復して休日へ
初心者でも高速バス運転手になることができますか?
初心者でも高速バス運転手になれます。
ただし、高速バス運転手になるには、大型2種免許を取得して、高速バスを運行しているバス会社に入社し、研修や試験などを受け、さらに路線バスなどで経験を積んでいく必要があります。

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  • 高速バス運転手の仕事の大変な点

    高速バス運転手は大変な仕事といえます。
    具体的にどのような点が大変なのでしょうか。

    【夜間運転、長距離運転、高速道路運転】
    夜間運転、長距離運転、高速道路運転は事故リスクを高める要素といえますが、高速バス運転手は高リスク状態のなかで事故ゼロ運転をしなければなりません。
    高リスク状態のなかで事故ゼロ運転をするため、肉体的にも精神的にも疲弊するでしょう。

    【お客様の命を預かるプレッシャー】
    高速バスが深夜に走っているとき、お客様の多くは眠っています。
    お客様が眠れるのは、高速バス運転手を信頼しているからです。
    高速バス運転手は、お客様の命を預かりながら高速道路を走ります。
    そのプレッシャーを大変と感じることがあります。

    【クレーマー対応】
    高速バスの乗客にも理不尽な要求をするクレーマーがいます。
    高速バス運転手は、クレーマーをいなしながら任務を遂行しなければなりません。
    もちろん、悪質な場合は断固たる処置を取る必要がありますが、高速バス運転手は極力穏便な方法でなだめる必要があります。

  • 高速バス運転手に向いている人

    高速バス運転手に向いている人、性質を紹介します。

    【運転が好き、運転を仕事にしたい】
    高速バス運転手は、長時間にわたって運転し続けるので、運転が好きなことは高速バス運転手に就くうえでの最低条件になります。
    運転が好きで、運転を仕事にしたい人は、将来就く職業の選択肢に高速バス運転手を加えてもよいでしょう。

    【人のため、社会のためになる仕事がしたい】
    運転が好きなうえに「人のため、社会のためになる仕事がしたい」と思っている人は、さらに高速バス運転手に向いています。
    高速バス運転手は、社会を動かしている人たちの長距離移動を支えているので、人と社会のためになる仕事です。

    【高い技術が必要になる仕事がしたい】
    高いスキルを獲得するのは困難な道ですが、困難に立ち向かっていける人は高速バス運転手に向いているでしょう。
    高速バス運転手は難しい仕事であり、やり切るには高い運転技術が必要です。
    常に上を目指す気持ちがある人は、高速バス運転手の素質があります。

    【常に安全運転と法令とおりの運転を心がけることができる】
    安全運転と関連法令を守る意思が強く、実際に安全運転と関連法令を守っている人は高速バス運転手に向いています。
    常に安全運転と法令とおりの運転を心がけられる人でなければ、高速バス運転手になるのは難しいでしょう。

    【体調管理ができる】
    高速バス運転手に体力と集中力が必要になるので、体調管理ができる人は高速バス運転手に向いています。
    体調管理が苦手でも、体調不良で高速バスを運転することは許されません。

    【ストレス耐性が強くプレッシャーに弱くない】
    高速バス運転手の仕事はストレスもプレッシャーも強い仕事です。
    ストレスとプレッシャーに打ち克つ耐性を持っている人は、高速バス運転手に向いています。

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