理学療法士の転職・求人

理学療法士の求人|転職状況や未経験での就職について

病院などでリハビリテーションを行う理学療法士の就職状況は良好だと言えます。
現在は、高齢化に伴い医療業界全体で人手が足りていません。
2020年6月の医療業界全体の有効求人倍率は2.42倍となっており、医療業界全体の人手不足は顕著です。
理学療法士も人手が足りておらず、様々な医療介護施設が理学療法士を求人しています。
未経験の方でも就職先にそれほど困ることはないでしょう。
また、2040年~2060年にかけて日本の高齢化はピークに達し、医療業界は更なる人手不足に陥ることが予想されます。
理学療法士は将来的にも働く場所に困ることはない職業と言えるでしょう。

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理学療法士とは

理学療法士とは
日本理学療法士協会によると、理学療法士とは『運動療法や物理療法(温熱、電気等の物理的手段を治療目的に利用するもの)などを用いて、自立した日常生活が送れるよう支援する医学的リハビリテーションの専門職』とされています。
身体に障害がある人の「動作能力」の回復・維持を図ることが理学療法士の基本的な仕事と言えるでしょう。

理学療法士の仕事内容
理学療法士の治療は「運動療法」と「物理療法」に分かれます。
運動療法とは日常生活を送る上で基本となる動作の訓練を行うことです。
一方、物理療法とは、電気・温熱・光線などを用いた治療行為です。

理学療法士の職場は病院だけではなく多岐にわたります。

職場の例
医療施設/福祉施設/地域包括支援センター/教育・研究施設/スポーツ分野 など

地域包括支援センターとは、地域住民の健康・福祉向上や介護マネジメントを包括的に行う公的施設です。
地域によって理学療法士が働き、個人宅を訪問して介護のアドバイスなどをしています。
また、怪我をしたスポーツ選手のリハビリ・回復を担っている理学療法士も存在します。
プロのスポーツクラブの中にはチームドクターの一員として理学療法士を専門で雇っている施設もあります。

このように、理学療法士は医療・介護の現場からプロスポーツクラブまで、幅広い分野で活躍の場が用意されている資格・職業です。

理学療法士になるには

理学療法士になるには
理学療法士になるには国家資格を取得しなければなりません。
国家資格の受験資格を得るためには厚生労働大臣が指定した養成施設を卒業する必要があります。

理学療法士の資格について
養成施設には以下のようなものがあります。
・4年制の大学
・3年制の短大
・3年制または4年制の専門学校
こういった学校で専門的な知識を得てから国家資格を受験します。
理学療法士国家試験の合格率は80%〜90%台と比較的高く、しっかりと対策を行えば突破できる試験と言えるでしょう。

理学療法士の仕事体験談

仕事・転職体験談:理学療法士として働いてよかったこと①

仕事・転職体験談:理学療法士として働いてよかったこと①
(30代 男性)

「介護施設で働いています。
介護施設では、1人1人に対して継続的なリハビリテーションを実施しているのですが、自分の立てたメニューで利用者の方の身体機能が回復していくのはとても喜ばしいことです。

そして、継続的なリハビリテーションを行う中で、利用者の方との信頼関係が生まれていくのもやりがいに繋がっています。」

仕事・転職体験談:理学療法士として働いてよかったこと②

仕事・転職体験談:理学療法士として働いてよかったこと②
(20代 男性)

「小児施設で理学療法士として勤務しており、入所している子ども達の健康管理や装具や自助具の開発などを行なっています。
子ども達は、自分が何をしているのか分かっていないことも多いですが、子どもの身体機能が回復していくのを見るのはやはり大きなやりがいです。
子どもの嬉しそうな顔を見るのは自分にとってもとても嬉しく、子どもの成長を通して自分も成長することができる職業だと日々感じております。」

仕事・転職体験談:理学療法士として働いて大変だったこと

仕事・転職体験談:理学療法士として働いて大変だったこと
(30代 男性)

「高齢者の介護士施設に勤務しています。
高齢者相手のリハビリは身体機能の回復ではなく、維持が目的ですので『動かない身体が動くようになった』などの目に見えた効果はありません。
そのため、やりがいという点では回復に比べて見出しにくいのかもしれません。
働く場所によって仕事によって得られる満足度が変わってしまうことが多い職業です。
また、利用者の方は、思うように身体が動かずに苛立っていることも少なくありません。
厳しい言葉を浴びせられる同僚もいるので、この点は理学療法士のつらい部分だと思います。ただつらい所も多い分、やりがいも大きい仕事です。」

よくある質問

理学療法士の転職理由にはどんなものがありますか?
理学療法士の転職理由としてよくあるもの以下の5つです。
・給料が低い
・仕事量が多い
・サービス残業が多い
・人間関係
・仕事内容
このように理学療法士が以前の職場を辞める理由は人によって異なるというのが実情です。
というもの、理学療法士は「どこに勤務するか」によって給料などの待遇面は大きく異なりますし、回復目的のリハビリテーションなのか、維持目的のリハビリテーションなのかなども異なります。

介護施設は一般的に医療施設よりも職場環境のばらつきが大きいと言われており、自分に向いている職場かどうかがとても重要です。
そのため、より自分に合った職場環境を求めて、転職をする方も多いようです。
理学療法士は他職種にも転職できるって本当ですか?
理学療法士で働くことで、コミュニケーション能力や忍耐力を持って取り組む姿勢は他職種でも役立ちます。個人差はありますが、理学療法士から他職種への転職も可能です。

他職種だけでなく、施設を変える方も多いようです。
理学療法士が勤務するのは医療・介護分野だけではありません。
その他さまざまな施設で活躍しています。

もし職場を変えたいという場合は、職種ではなく施設を変えてみるのもいいかもしれません。

理学療法士が活躍している施設は例えば以下のようなものが挙げられます。

医療施設/福祉施設/地域包括支援センター/教育・研究施設/スポーツ分野 など

このように、理学療法士が勤務することができる職場は多岐にわたっています。
また、臨床実習指導者として実績を積むと、「臨床実習指導者」の認定試験を受験できるようになり指導者としての道も拓けます。
「臨床実習指導者」として自分の仕事と並行して現場で実習生の指導をする理学療法士も少なくありません。

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